7月から関わっている、シャルコーマリートゥース病の方の書字の自助具がようやく完成しました。
貸与事業所の方からの相談が始まりだったのですが、課題は手指の筋力がほぼ無く、ユニバーサルカフやスポンジで柄を太くしたりなど既製品ではすべて対応困難でした。
試行錯誤の結果、手指をある程度固定すれば書けることが判明し、写真のような自助具に落ち着きました。
- マウスにユニバーサルカフを反転させて接着 ※軽くするためにマウスを分解して外せる部品は撤去済み
- T字型の仕切り(オレンジ色)でご本人の手を固定(示指と中指のみ)
- ユニバーサルカフのキャッチャーにボールペンを挟む。
- 書く際は右手のみではペンのコントロール、空筆を作りにくかったため左手のフォローを得ながら書きます。右手の負担感は0ではありませんが満足度は8/10と自己評価をいただきました。
ご本人は簡単なメモや書類のサインに活用したいとおっしゃっていました。