わがままな葛藤

来月の介護サービスのスケジュール確認のための

ケアマネさんとの打ち合わせが先日終わった。

このブログで書かせてもらっている通りのことを

ケアマネさんには以前からお伝えしてあり、

先日父の暴力で、母の胸骨にひびが入ったという事件もあり、

ケアマネさんより、あらためて、在宅生活の継続、

現在のサービス内容のままでいくのか?

施設入居の判断をするきっかけにはまだ至っていないのか?

確認があった。

 

私は一貫して、もはや「母次第」。

いつでも入居の手続きをする覚悟はできていると答えた。

母は、まだ寂しい。

それほど手がかからないし…(←現実認識が欠如している)

オムツもまだしていないし…(←現実認識が欠如している)

という答えであった。

とりあえず、来月はこのままということになった。

 

昨日、私が帰宅した時に、

二世帯住宅の真ん中の扉が全開になっており、

なんか不穏な事でもあったのだろうか?と不安になったが、

父が行ったり来たりウロウロしているだけであった。

帰宅直後の私と目が合い、にっこり笑う。

私が風呂からあがって扉を開けると、そこに父が立っており、

びっくりするも、顔を見たらにっこりと…。

 

「あー、まだ父はこんな風に笑うこともあるのだなぁ」と

久しぶりに少しほっこりした夜。

 

姉からLINEで連絡があり、

先日より妹といっしょに父の入居について、母に強く促していると。

母ももう現実認識できていないようであるし、強行突破で、

入居申し込みをしたらどうかと。

そんな内容であった。

 

姉妹が、私らの心配をしてくれて、

気を使ってくれるのは大変嬉しい。

もしこのタイミングが、母から呼び出されて、父の暴力の仲裁や、

怒っている状態での衣服着脱介助を終えた直後などであったなら、

私も手放しで喜んで、「そうだ、そうだ!」と

なっていたかもしれない。

 

しかし、私はついさっき、

父の昔と同じ笑顔をみてしまった。

我が家で、まだ。あんな風に笑える父を見てしまった。

 

途端に、私ら子供たち(私らきょうだい)が残酷な鬼に思えてしまうのだ。

すごく自分勝手な自分がそこにいるのだ。