今回の年末年始の父

父の最近の状況。

 

あまり変化がないと言えばない。

火~木のデイサービスと金~月のショートステイサービス利用。

生活リズム的には落ち着いていると思う。

もはや過ごす時間が大分少なくなった我が家の中においてはどうか。

 

ご飯、食べ始めは箸を使っている。

認知症の進行だけでなく歯の問題もあるからか

摂食スピードは遅い。後半は箸を使いこなせなくなり、こぼしも多く、

手づかみもある。スプーンを渡すこともある。

 

排泄は完全に紙おむつである。

少し前までは便が出てしまっているときは、

徘徊や暴力・暴言など不穏状態になっていたが、

つい最近では、特に目立った不穏もなく、オムツの中で便をしていたこともある。

 

トラブル的なことは何か。

トラブルがあると必ず、私が呼ばれるので把握しやすい。

就寝時間になって、(母が)ベッドへ誘導声掛けをしても動こうとしない。

ベッドまで誘導できても、ベッド上端坐位から横になってくれない。

これは誰が声掛け・誘導しても難しく、強引な誘導をすると、100%抵抗する。

暴力に発展することも多い。私も何回か蹴られた。

オムツやズボン・靴下・靴の着脱時。

同じように強引さがあると暴力になる。

 

私は、このトラブル時に呼ばれるので、

その時すでに父は怒っており、

かなりの確率で、痛い目に合う。

 

疲れた…。

こんな感じでは、母と父を残して、

妻の実家へ年始の挨拶すら行けないではないか。

 

年末年始のスケジュールは、

12/31(大晦日)の夕方~1/3の午前までを我が家で過ごす。

当然だが、この間、デイサービスも行かない。

大晦日と元日、初詣くらいは、父と過ごせた方がいいだろうという、

感覚的な感情でこのスケジュールにしたのだが…。

 

幸い、姉と妹が1/2に父母を見守てくれると言ってくれたので、

私ら家族は妻の実家に年始参りに行くことができた。

 

元日は、姉妹の家族も来てくれて、年始の宴会をしたが、

例年通り、父は途中で不穏になった。

あんなに家族と一緒にお酒を飲むことが楽しみだった人が、

まるで、この家が自分の家ではないかのように、

自分の居場所がないかのように、

不穏になる。

 

息子として悲しく寂しい思いになる瞬間だ。

 

12月末のケアマネジャーとの面談で、

正式に特養入居の申し込みをした。

いわゆる「順番待ち」の状態だ。

 

母はまださみしいと言い続けている。

何かの誘導をするたびに、暴力を受けるリスキーな生活なのに。

 

ご飯を食べさせているときだけは比較的平和。

それでもマイペースな母は、

自分が食べ終わったら、父をダイニングに放置しているのに。

 

それでも入居はさせたくないと言う。

 

このような実態とは違うレベルで、

夫婦の絆があるのかもしれないが…。

 

トラブルのたびに毎回呼ばれる私の精神は

もう限界だ。

 

ともかく今年もなんとか正月を共に過ごし、

乗り切ることができた。